遠洋漁業に出ると半年以上は日本の
港に帰れないことが多い。
その間海の男たちは1日のほとんどを船の
上で過ごさなくてはならない。
狭い船の上で数ヶ月、ストレスも溜まるし日本の陸が恋しくなる。
そんな状況が続くと普段は仲がよく
仲間意識も強い海の男達も豹変し、
船の上で殺し合いが起こるのだという。
もし殺し合いが起き、誰かが殺されることになっても
海に捨てられ、事故として扱われて終わるという。
そこで重要なのが強く頼れる船頭(リーダー)の存在である。
船頭が船の秩序を船員に守らせ、
うまく和を保たせることが重要になってくる。
そのためには船頭は腕力だけではなく、
人望が厚い人間でなくてはならず、
そうでなければ荒々しい海の男達を仕切ることが出来ないという。
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